2022年8月16日にコンビニやドラッグストア等で販売された、"ソルティドッグテイスト"をレビューしていきます。
"ノンアルコールカクテルドリンク"と銘打って販売されたこの"ソルティドッグテイスト"の味わいとは?
そもそもソルティドッグとは
まずは飲んでいく前に、そもそもの"ソルティドッグ"とはどんなカクテルなのかを解説していきます。
ソルティドッグとは、
ウォッカ+グレープフルーツジュース+塩
を材料として作られるカクテルで、大きな特待といえば"グラスの縁に塩をつける"所にあると思います。
日本では"スノースタイル"と呼ばれる技法の一つで、他にはマルガリータがこの技法で作られるカクテルとして有名です。
砂糖をつける場合もスノースタイルと呼ばれます。
要するに、
縁に塩をつけたグラスを使用して、ウォッカをグレープフルーツジュースで割ったカクテル
という事になります。
単純なカクテル故に、皆さんにたくさん飲まれていて、愛されているカクテルとなります。
ちなみにですが、塩を除いたカクテルのことを、主には"ブルドッグ"と呼びますが、"テールレスドッグ"や"グレイハウンド"とも呼ばれます。
また"スノースタイル"とは和製英語で、正しい言い回しは、「rimmed with salt」という風になります。
辛口レビューかも...
それでは、ソルティドッグテイストを飲んでいきます。
カップや上蓋のデザインが洗練されている印象を受け、期待感が高まります。
ストローが付属していますが、なぜか太めのストローです。
原材料名のところを見ていくと、「果粒」と表記があります。
どうやら「グレープフルーツの果肉を食べながら飲む」といった感じのようです。
グラスに注ぐとたっぷりの果肉が確認できます。
香りを嗅いでみると、お酒独特のなんとも言えない香りに近い香りが感じられます。
お酒が弱い方や飲めない方は、結構苦手に感じる香りかと思います。
お酒感は感じられますが、グレープフルーツの香りは若干の弱めに感じます。正直私には殆ど感じられませんでした。
味わいは、とにかくさっぱりしている印象が強いです。
グレープフルーツ特有の苦味は感じず、さっぱりスッキリとしながら若干の甘く、ほんの少しだけ塩味を感じるような味わいに感じました。
チャートに表すと以下のようになります。
◼︎甘味 2
◼︎酸味 1
◼︎苦味 0
◼︎コスパ 3
◼︎キレ 3
まずは甘味からですが、さらっとした甘みに感じました。
酸味は殆ど感じられませんでした。
ソルティドッグテイストと名前があるから、どこかに塩味があるという状況から、塩味が探せたような感じです。
苦味に関しては、私は全くと言っていいほど感じられませんでした。
グレープフルーツの大きな特徴である苦味が感じられないのは、正直残念なところです。
次にコスパに関してですが、1本270gで257円となかなか高級な部類の飲み物になります。
アルコールを感じるような香りは良かったと思いますが、もう少し味わいに深みが欲しいと感じました。
最後にキレですが、スッキリ爽やかな味わいで、甘味も抑えられていますので、ゴクゴク飲んでもベタつき等を感じることはありませんでした。
辛口かもしれませんが...総評
パッケージが非常に美しく、大手のコンビニやドラッグストアで取り扱いがされた商品で、初めて"ノンアルコールカクテル"と銘打って販売された商品だと思います。
正直、めちゃくちゃ期待値が高かったところもあるからかもしれませんが、全体的な味のぼやけ具合が気になってしまいました。
前述していますが、グレープフルーツの苦味が感じられなかったり、塩味も殆ど感じられず、甘味が控えてあると言われれば聞こえはいいですが、とにかくボヤーっとした印象を感じてしまいました。
あくまで個人の主観によるものですが、グレープフルーツと塩味が特徴のソルティドッグに似せた(真似た)飲料であるなら、この二つの特徴を尖らせて欲しかったなと感じました。
以上となります。
手元にトニックウォーターがある方は、半々くらいの割合で割ってみるとより美味しく楽しめると思います。
◼︎ライターについて
・kazuki@モクテルクリエイター
JMA代表 ウイスキーコニサー ウイスキー検定1級 テキーラマエストロ
"昼にお酒を飲んだって、夜にノンアルコールだっていいじゃない"
お酒を否定するつもりはなく、当人もウイスキーが大好きで、特にタリスカーが好きです。
お酒を飲む人も飲まない人も、一緒に楽しめる文化を作りたいと思っています。
モクテルのスペシャリストを育成する資格講座、"モクテリスト"の運営もしています。
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