ワインのようにお茶を楽しむ「北海道TEA ワインブドウリーフティー2021」発売。

廃棄されるワインの葉を発酵させて作ったお茶「北海道TEA ワインブドウリーフティー2021」が発売された。

ワインを楽しむように茶葉の香りを楽しめるとのこと。見た目もクリアで本当にワインのよう!

@PRESSより転載】

PATTERN PLANNING株式会社(所在地:北海道札幌市、代表取締役:赤坂 若菜)は、本来は廃棄される青々とした「ワイン用ブドウの葉」を使った「北海道TEA ワインブドウリーフティー2021」を2021年11月18日(木)より発売します。 

 詳細URL: http://hokkaidotea.jp

今年は余市町、仁木町、岩見沢市、三笠市、ニセコ町の8つのヴィンヤードに増え、それぞれの個性豊かなお茶をお楽しみいただけます。北海道TEAは北海道の食やワインの文化を盛り上げつつ、捨てられていたものにも光が当たるような取り組みを長く続けていけることを目指しています。 

 ※日本初:当社調べ

企画・販売は、ブランディングを目的としたクリエイティブ、及びプランニングを行うPATTERN PLANNING株式会社。北海道TEAは2019年からスタートした自社プロジェクトです。北海道 余市町でワイナリーを営む「余市のぼりんファーム(モンガク谷ワイナリー https://mongakuwinery.com )」の木原さんとの会話がきっかけで、ブドウの成長を促す「芽かき」「除葉」によって廃棄されたり土に返される葉を何かに活用できないかと考え開発がスタートしました。


■2019年
 構想を練り始め、まずは「美味しいお茶を作ること」ができるのかを確かめることにしました。その中で以下の課題と向き合いました。

 1. ワイン用ブドウの葉をお茶にして美味しいのか
 ブドウの青い葉をお茶にした商品が他に見つからず、まずは美味しいのかを確かめることにしました。北海道立総合研究機構 食品加工研究センターの協力のもと、まずはサンプルを製作してみたところ、衝撃が走るほど美味しかったため、開発を行っていくことにしました。

 2. ブドウの品種ごとに味が違うのか
 5品種のワイン用ブドウの葉を収穫し品種別にお茶にしてみたところ、品種による味・香り・色の違いがあることがわかりました。さらに茎・葉 別に製作したものからも違いを発見することができました。

 3. お茶の製法によって味が違うのか
 「煎茶製法」と「紅茶製法」で試作。それぞれの製法の特徴をしっかり感じられ葉の可能性があることを確信しました。2021年産は一つの製法に絞り製法を確立させましたが、今後は製法別の商品を販売することも目指しています。


■2020年
 2年目は、商品として一般販売することを目指して取り組みました。その中で以下の課題をクリアすることができました。

 1. 販売に向けた安全性の確認
 「持続可能な暮らしや地域づくり」に取り組む「余市エコビレッジ(NPO法人北海道エコビレッジ推進プロジェクト)」さんにご協力いただき、有機的な農法で作られた葉を収穫。検査機関に依頼し、農薬検査や菌数検査を行うことで安全性を確認できました。

 2. 葉の収穫量アップ
 葉の収穫方法や人手の確保、収穫後の選別など仕組みを確立できていない中、余市エコビレッジの皆さんの多大なるご協力により、商品化へ向けた一連の流れを作るために共に模索していただきました。

 3. 独自の製法による委託生産
 北海道TEAの加工方法は、通常の日本茶やハーブティーの加工方法と異なる製法であるため、適した機器と技術を持つ委託先を探すことに難航。そんな中、無事委託先を見つけることができ、2020年産としてリリースすることができました。

■2021年
 3年目は生産量をあげ、さらに味を改良していくことに取り組みました。その中で以下の課題をクリアし、2021年産の発売に至りました。

 1. 8つのヴィンヤードに協力を依頼
 余市町のほか北海道各地の8箇所の生産者に協力していただくことができました。普通であれば生産者以外は入ることができない畑の中に入れていただき、生産者ごとに微妙に異なる芽かきや除葉の作業を教えていただきながら収穫させていただくこともありました。結果として全体で昨年の10倍以上の葉を集めることができました。

 2. 収穫を行うための体制づくり
 収穫には人手が必要でした。そんな中、ボランティアスタッフとして学校法人 八紘学園 北海道農業専門学校や北海道酪農学園大学の生徒や先生が収穫に参加してくれました。生産者の作業負荷を軽減させる仕組みを実現することもできました。 

3. 収穫から加工までの体制づくり
 収穫後に「葉」と「茎」を選別する必要がありました。そこで、農副連携コーディネーターの加藤氏(合同会社カレイドスコープ)へ相談。福祉施設の利用者の方々に細かい選別方法や箇所を適切に伝えながら作業していただきました。来年以降は収穫時の作業についても連携を図れるよう、北海道TEAの「農福連携」の仕組みを整えていきたいと思います。

 4. 香りと味を引き出す新たな加工方法
 2020年産の香りやコクが弱いと感じていたところを改良するために、工程を細かく見直しました。製造前の洗い方や粉砕方法を変え、新たな製法を発見することができました。北海道酪農学園大学の学生さんと一緒にワイン用ブドウの葉の可能性についても研究しており、今後の展開が楽しみです。  


■「北海道TEA ワインブドウリーフティー2021」とは
 北海道各地で栽培されている「ワイン用ブドウの葉」を使った北海道の新たなお茶です。春から夏の終わりにかけて生産者がブドウの成長を促すために行う「芽かき」や「除葉」で出た葉を収穫し、発酵の力で葉が持つ魅力を引き出しました。

 手作業で収穫・選別・発酵を行いました。ノンアルコール・ノンカフェインなので、お酒を飲めない時にもワインを楽しむようにブドウの持つ独特な香りや味わいを楽しめる特別なお茶です。

 *日本ではあまり活用方法が知られていない「ワイン用ブドウの葉」ですが、検査機関により残留農薬検査、菌数検査などを行い商品の安全性を確かめています。  


■北海道TEAのこだわり
 1:ノンアルコール市場の開拓
 ワインを飲めない方もワインのような香りや味わいを楽しむことができます。アルコールに比べてラインナップが少ないノンアルコール市場を活性化させ、食の楽しさや奥深さを幅広い方に楽しんでいただけたらと思います。

 2:サスティナブルな思考
 北海道のおいしい食を作り続けてくれている生産者の作業には、私たち消費者には見えていない細かい作業がたくさんあります。北海道に眠る未活用の素材を利用し、生産者の労力軽減・価値化・応援につながる取り組みを目指しています。

 3:北海道ワイン文化の継承
 世界中から注目されている北海道ワイン。ワインはアルコールを飲めない方は楽しむことができませんが、北海道TEAはノンアルコールで生産者の想いと消費者の想いをつなげる新たな接点となり、北海道のワイン文化・食文化を盛り上げていきたいと考えています。

 4:デザイン性
 北海道TEAのロゴマークは「北海道産のお茶」という、これまでにない三方よしの先進さをスタイリッシュな北海道のフォルムで表現。全体的なフォルムは日本の和のイメージを残しながら、Made in 北海道のブランドが世界へ向かっていく勢いとスピード感も意味しています。

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