【REVIEW &RECIPE】シュワシュワ?みんな大好きカシスオレンジ

今回ご紹介するのは、のんある気分カシスオレンジです。

みんな大好きカシスオレンジのノンアルコール版ということもあって、気になる方も多いと思います。

結果から言ってしまうと「これはすごい!」って感じでした。


そもそもカシスとは?

カシスオレンジを筆頭に、カシスグレープフルーツやカシスウーロン、カシスソーダやキールなどなど、カシスを使用したカクテルは沢山ありますよね?


そんなカシス。果たしてカシスとはどんな果実なのでしょうか?


カシス(cassis)と表記し、実はフランス語です。和名は「クロスグリ」と言い、英語では「ブラックカラント(Blackcurrant)」と表記されます。

ブルーベリーのような小さな果実で、直径が大体1センチ程度のものが多いとされ、ビタミンCやアントニアシンが豊富となっています。


和名の「クロスグリ」を漢字で表記すると「黒酸塊」となります。”黒い酸の塊”と表記するという、なんともな名前になってしまいます。

余談ですが、オレンジの和名は甘橙(あまだいだい)。カシスオレンジを和名で表記すると......

黒酸塊甘橙

となります。


......。

............。


あんまり飲みたくないかもしれませんね...。笑


そんなカシスですが、世界最大の産地はポーランドとなっています。ポーランドでカシスは毎年10トンから14トンほど収穫され、これは世界で生産されるカシスの半分程度を占めるとされています。

日本国内では、全体で11トンの収穫量があり、その中の7トンほどは青森で生産されています。


のんある気分カシスオレンジを飲んでみる

カシスの概要はこれくらいにして、のんある気分カシスオレンジを早速飲んでいこうと思います。


グラスに注ぐと、カシスを感じさせるような酸味の強い香りと、若干のオレンジの香りも感じられます。


素敵な香りが漂いますが、グラスに注いで気づいたことが一つ......。


これ実は”炭酸飲料”となっています。


ということで、純粋な”カシスオレンジ”ではなく、正しくは”カシスオレンジソーダ”ということになります。


炭酸そのものは強炭酸ではなく、優しい炭酸となってはいますが、「カシスオレンジは好きだけど炭酸はちょっと」「炭酸がそもそも苦手」という方には、あまり適さないかもしれません。


色合いは素敵な優しい赤色となっています。

成分表記に”野菜色素”とありますので、これによるものでしょう。


一口飲んでみるとまず感じるのは、「甘くない!」


カシスオレンジそのものがどうしても甘みが強いカクテルなので、こちらもそれなりの甘さを感じるものだと思っていましたが、こちらは全然甘くありませんでした。

炭酸が入っていることもあるかもしれませんが、非常にスッキリ爽やかに楽しめる甘さとなっています。

味わいとしては、カシス→オレンジ→カシスのような順番で味が感じられ、最後にカシスの独特の味わいがしっかりと残ります。


チャートに表すと以下のようになります。



◼︎甘味 2

◼︎酸味 2

◼︎苦味 1

◼︎コスパ 5

◼︎キレ 4


甘味からですが、前述した通り予想より遥かに控えめとなっていました。もちろんカシスオレンジを感じられる甘さはありますが、嫌な甘さや甘ったるいという印象は受けませんでした。

ただ若干人工甘味料(アセスルファムk)を感じます。


酸味は、甘味と同じように心地よく感じる酸味となっています。個人的にはもう少しあってもいいかもと感じましたが、非常に甘さとのバランスが良いと思います。


次に苦味ですが、ほとんど感じられませんでした。炭酸を入れスッキリ爽やかに仕上げていますので、苦味をあまり感じられない方がバランスが良いのでしょう。


コスパは、1本350mlで122円が希望小売価格となっています。実売は100円程度となっていますので、この味わいをこの値段で買えるのは嬉しいですね。


最後にキレに関してですが、思っていたより甘さ控えめで、スッキリ爽やかに楽しめる味わいとなっています。若干人工甘味料っぽい感じが残ってしまいますが、これはしょうがないレベルだと思います。


総評としましては、非常に高クオリティだと感じました。

これだけで美味しく楽しめますが、最後にちょい足しレシピを紹介しておしまいにします。


カシオレ+バニラでより美味しく

今回は、カシスオレンジにフレンチバニラのシロップをちょい足ししてみたいと思います。

まずはレシピからです。


◼︎レシピ
・のんある気分カシスオレンジ・・100ml
・1883フレンチバニラ・・10ml


◼︎作り方

・グラスに順番に材料を注ぎ、軽く混ぜ合わせたら完成


フレンチバニラのシロップを加えることによって、バニラの香りと甘さをプラスして、高貴な印象のカシスオレンジに仕上げてみました。


甘さが控えめな、のんある気分カシスオレンジだからこそ、シロップを加えても甘くなりすぎずにアレンジができました。

使用したバニラシロップはこちらになります。

以上となります。

カシスオレンジが好きで、炭酸が苦手じゃない方は是非飲んでみてください。

きっとびっくりする味わいだと思います。



◼︎ライターについて

・kazuki@モクテルクリエイター 

JMA代表 ウイスキーコニサー ウイスキー検定1級 テキーラマエストロ


"昼にお酒を飲んだって、夜にノンアルコールだっていいじゃない"


お酒を否定するつもりはなく、当人もウイスキーが大好きで、特にタリスカーが好きです。

お酒を飲む人も飲まない人も、一緒に楽しめる文化を作りたいと思っています。


モクテルのスペシャリストを育成する資格講座、"モクテリスト"の運営もしています。

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