【RECIPE】間違いから生まれたカクテル?ネグローニズバリアート

今回ご紹介するのは、世界的に有名なカクテル"ネグローニ"「間違えて」作った事から生まれた、"ネグローニズバリアート"です。

「間違えて」作ったにも関わらず、こちらも世界的に知られるようになったカクテルを、ノンアルコールカクテル=モクテルへとアレンジしていきます。

そもそも知っていますか?ネグローニ

ネグローニ。知っていますか?
ネグローニとは、ジンとカンパリ、スイートベルモットを合わせて作るカクテルです。

世界的には非常に有名なカクテルで、"非常に有名な"というか、実は"世界で一番飲まれているカクテル"というデータもあります!
日本では、まだまだあまり馴染みがない部類にあるカクテルかと思われますが、実はこんなに有名なカクテルです。

そんなネグローニ、誕生したのは1962年とされています。
もともとイタリアはフィレンツェのリストランテ「カソーニ」の常連、カミーロ・ネグローニ伯爵がアペリティフ(食前酒)として飲んでいたものを、本人の許可を得て、本人の名前をつけて発表したのが始まりとなっています。

それまでネグローニ伯爵は、アメリカーノ(カンパリとスイートベルベット、炭酸水)というカクテルを飲んでいたのですが、それに飽きて、直近で旅行に行ってきたロンドンへのオマージュの意味も込めて、ジンを加えてみた事から生まれたとされています。

間違えたネグローニの誕生

ネグローニについてはこれくらいにしておいて、間違えたネグローニの誕生についてお話ししていきましょう。

イタリアはミラノの老舗のバー「バールバッソ」という所で、単純にネグローニのレシピを間違えて、ジンではなくスプマンテ(イタリアのスパークリングワイン)を加えた作ってしまい、それがあまりにも美味しかった為、どんどん広まっていったと言われています。
生まれたミラノでは、本家ネグローニを凌ぐほどの人気があるようです。

ネグローニズバリアートを作る


それでは、ネグローニズバリアートを作っていきます。
レシピはこんな感じです。

◼︎レシピ
・モナンビターシロップ・・20ml
・エーコーンアロマティック・・5ml
・デュクドゥモンターニュブリュット・・120ml


◼︎作り方
・スパークリングワインを注ぎ、残りの材料を注ぐと完成


簡単で単純に作れるレシピですね。
ただ、スイートベルモットの代用として使用している、エーコーンアロマティックっという材料は、日本ではまだ未入荷となっています。
下記のサイトから簡単に買え、日本国内まで発送もしてくれますが、送料が結構かかります。商品と同じくらいか、もしくはそれ以上の料金がかかってしまいます。
それでも興味のある方は、下記サイトを覗いてみて下さい。
なかなかスイートベルモットの代用となるものが、ノンアルコールでは少ないですが、ノンアルコールの白ワインを代わりに使っても良いかもしれません。

簡単にいうとベルモットは、"白ワインに香草やスパイスを付け込んだもの"という認識でいいと思います。


本格的な味を求める方は、ご自身で香草やスパイスを漬け込んでみてもいいかもしれませんね。

ノンアルコール白ワインについては、下記の記事にも書いています。
もっとカジュアルに楽しみたい!って方は、モナンのビターシロップとノンアルコールスパークリングワインだけでも美味しく作れますので、是非作ってみてください。

以上となります。

間違って作ったカクテルの名前に、「間違った」ってつけられるセンスが素敵だと感じるのは私だけでしょうか?


◼︎ライターについて
・kazuki@モクテルクリエイター 
JMA代表 ウイスキーコニサー ウイスキー検定1級 テキーラマエストロ

"昼にお酒を飲んだって、夜にノンアルコールだっていいじゃない"

お酒を否定するつもりはなく、当人もウイスキーが大好きで、特にタリスカーが好きです。

お酒を飲む人も飲まない人も、一緒に楽しめる文化を作りたいと思っています。

モクテルのスペシャリストを育成する資格講座、"モクテリスト"の運営もしています。
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