【RECIPE】まるでニンジャ?色が変わる”ニンジャタートル”

海外の人にとって「日本といえば?」という問いに対して、未だ根強い人気を誇る回答の一つに”ニンジャ”というものがあると思います。


今回はその”ニンジャ””カメ”が融合したアニメから生まれたカクテル”ニンジャタートル”を、ノンアルコールカクテル=モクテルへとアレンジしていきます。


Teenage Mutant Ninja Turtles

1984年に誕生し、ニンジャとカメが融合したミュータントを主役とした、のちに複数の映画も誕生するアニメがあります。

それが”Teenage Mutant Ninja Turtles”(ティーンエイジミュータントタートルズ)

日本では単純に”タートルズ”と呼ばれ、1994年に漫画版が発行し、その後テレビゲームにもなっています。


主人公は4人のカメでそれぞれにイメージカラーがあり、その4人の非常にコミカルな掛け合いが楽しい、THEアメコミな感じのするアニメです。

そんな漫画が原作のアニメですが、1984年当時は安価な新聞紙に白黒で印刷された、同人誌として発行され、そこから海を越え日本でも人気になっています。


そんなアニメの名前とつけてカクテルですが、なぜこの名前をつけたのでしょうか?

このカクテルの材料は、ジンとオレンジジュース、ブルーキュラソーという単純なレシピです。

タートルズの主人公4人にはそれぞれイメージカラーがあります。


レオナルドは青。ラファエロは赤。ミケランジェロは黄色。ドナテロは紫。


「イメージカラーを全て使用した」や「例えばレオナルドをイメージして」とかというわけではなく、オレンジジュースのオレンジ色とブルーキュラソーの青色を混ぜることによって、ケミカルな緑色に変化する様を、変幻自在なニンジャの様に見立てて作られたと言われています。


このカクテルは、アメリカのバーテンダーが1990年に公開されたタートルズの映画を見て考えたと言われています。

色が変化するのが「ニンジャのようだ!」と言われても、なかなか納得することは難しい気がしまずが......。


でもカクテルの誕生秘話は、これくらい曖昧な方が楽しいかもしれません。


ニンジャタートルをモクテルに

それではニンジャタートルを、ノンアルコールカクテル=モクテルへとアレンジしていきます。

まずはレシピからです。


▪︎レシピ
・NEMEノンアルコールジン・・15ml
・モナンフルーツミックスオレンジ・・30ml
・モナンブルーキュラソー・・5ml
・フィーバーツリーメディタレーニアントニックウォーター・・200ml


▪︎作り方
・トニックウォーター以外をグラスに注ぎ、しっかりと混ぜ合わせる
・グラスにトニックウォーターを注ぎ、軽く混ぜ合わせたら完成


本来のレシピでは、トニックウォーターは使用しませんが、よりサッパリと楽しめるように加えてみました。


今回使用したトニックウォーターは、ローズマリーやタイムの香りが広がる、ちょっとハーバルな感じも漂うトニックウォーターです。


このモクテルは、シロップの割合が高いレシピなので、甘さが抑えられしっかりと苦味がメインで感じられるのも嬉しいポイントです。

使用したノンアルコールジンも、バラやラベンダーが使用されているジンなので、ハーバルな雰囲気漂うトニックウォーターとの相性は抜群です。

オレンジのシロップは、ただのシロップではなく、フルーツの果汁や果肉の割合が非常に高いものを使用しています。甘さはしっかりとありますが、フレッシュフルーツに近い味わいを表現できます。

サッパリとしたオレンジの味わいと香りと、ジンやトニックウォーターのハーバルな雰囲気と若干の苦味が感じられる、ケミカルな色合いではありながら、意外とサッパリすっきりと楽しめる味わいとしました。


以上となります。

タートルズのゲームをやった覚えがあるのですが、どんなゲームだったかは思い出せません......。ただなぜかミケランジェロの名前だけはよく覚えています。


◼︎ライターについて

・kazuki@モクテルクリエイター 

JMA代表 ウイスキーコニサー ウイスキー検定1級 テキーラマエストロ


"飲まない日だって充実を"


お酒を否定するつもりはなく、当人もウイスキーが大好きで、特にタリスカーが好きです。

お酒を飲む人も飲まない人も、一緒に楽しめる文化を作りたいと思っています。


モクテルのスペシャリストを育成する資格講座、"モクテリスト"の運営もしています。

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