はじめに
今回ご紹介するのは"三ツ矢サイダークラシック1989"です。
発売から139年目を迎える「三ツ矢ブランド」ですが、35年程前の味わいとは一体どの様な味わいだったのでしょうか?
そもそも三ツ矢サイダーとは?
発売から139年目を迎えた「三ツ矢ブランド」ですが、始まりは兵庫県に湧き出た天然水「平野鉱泉」が、飲み物として優れていると認められたことが始まりと言われています。
そこから現在の様な甘さを感じる味わいになったのは、1907年に砂糖を煮詰めたカラメルや、イギリスから輸入したサイダーフレーバーを加えて「三ツ矢印シャンペンサイダー」として発売してからとされています。
因みに平野鉱泉から湧き出た「平野水」は、その当時あの"夏目漱石"も愛飲していたと言われ、小説にも何度か登場しています。
1989年ってどんな年?
当時を知らないよりは、知っている方が味わいに深みが出る(かもしれない)ので、1989年に起きた出来事を抜粋してみます。
◼︎1月
・三ツ矢サイダーの販売元、アサヒビールが社名を改称(前称は朝日麦酒)
・元号が昭和→平成に変わる
◼︎2月
・現在のスバル・レガシィが発売される
・オフコース解散
◼︎4月
・消費税が始まる
◼︎5月
・村田兆治200勝達成
◼︎6月
・美空ひばり死去
◼︎7月
・魔女の宅急便公開
◼︎8月
・富士通、ロゴマークがFUJITSUになる
◼︎9月
・任天堂創立100周年
◼︎10月
・ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!放送開始
◼︎11月
・カップ麺の生産量が袋麺を上回る
◼︎12月
・東京ディズニーランドに7777万7777人目のゲストが来園
このような事があった平成元年を思い描きながら、飲んでみたいと思います。
三ツ矢サイダークラシック1989を飲んでみる
前置きはこのくらいにして、早速テイスティングをしていきたいと思います。通常の三ツ矢サイダーと比べながらやっていきます。
色は通常の三ツ矢サイダーと変わらず透明で、シャンパングラスに入れると、泡の立ち上がる感じが非常に美しいです。
味わいですが、通常の三ツ矢サイダーより甘さが控えめで、よりスッキリとキレが増している感じです。
チャートに表すとこの様な感じです。
◼︎甘味 3
◼︎酸味 2
◼︎苦味 0
◼︎コスパ 5
◼︎キレ 3
甘味ですが、通常品よりキレがありベタベタした甘さ、口に嫌に残る様な甘みはないため3。
酸味は、飲み終わりにより感じますが、全体的にキレのある味わいにするために程よく感じる程度なので2
苦味は、全く感じず、とにかくスッキリ爽やかなので0。
コスパは、1本税込151円。スーパー等ではこの半額程度の値段で手に入れられ、この味わいは5。
キレは、嫌に残るほどの甘さはないですが、通常のサイダーに比較しての甘さであり、一般的に考えると甘さが口に残るため3
ちょい足ししてみる
今回"三ツ矢サイダークラシック"にちょい足しするのは、1883モヒートミントシロップです。
まずはレシピから↓
◼︎レシピ
・三ツ矢サイダークラシック1989・・120ml
・1883モヒートミントシロップ・・・10ml
◼︎作り方
・グラスに順番に材料を注ぎ、軽く混ぜ合わせると完成
注ぐだけで完成する、真似しやすいレシピとしました。
みんな大好き?モヒートの様な味わいになります。
そもそもモヒートとは?
カクテルの中では非常にポピュラーなモヒートですが、そもそもモヒートの材料って知っていますか?
簡単ではありますがこの様な感じです。
・ホワイトラム・・・・・45ml
・ミントの葉・・・・・・手のひらいっぱい
・砂糖・・・・・・・・・大さじ1
・ライム・・・・・・・・⅛
・炭酸水・・・・・・・・150ml
この様な感じのレシピが一般的かと思います。
サッパリ爽やかなモヒートですが、実は結構砂糖が入っており、ある程度甘味があることによって、味に厚みが出てまとまります。
先程紹介したレシピは、三ツ矢サイダークラシックが砂糖+炭酸水、モヒートミントシロップがミントの葉+砂糖の代わりとなっています。
アルコールを入れたい場合は、そのままホワイトラムを入れてもいいですが、テキーラやジン、ウイスキーを加えてみても美味しく楽しめると思います。
以上となります。
平成初期のあの頃に想いを馳せながら、飲んでみるのも良いかもしれませんね。
◼︎ライターについて
・kazuki@モクテルクリエイター
JMA代表 ウイスキーコニサー ウイスキー検定1級 テキーラマエストロ
"飲まない日だって充実を"
お酒を否定するつもりはなく、当人もウイスキーが大好きで、特にタリスカーが好きです。
お酒を飲む人も飲まない人も、一緒に楽しめる文化を作りたいと思っています。
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