はじめに
夏といえばビール。最近ではハイボールブームなんかもありますが、ビアガーデンやバーベキューなんかでも未だに根強い人気を持っていますよね。
今回はそんなビールのノンアルコールバージョンでありながら本格的なベルギービールの味わいが楽しめる”ビアデザミー”を紹介していきます。
BIERE DES AMIS ビアデザミーとは?
1本330ml入りで、お洒落な瓶入り。お値段約500円程度。
こう聞くとなかなか高級なイメージがあるノンアルコールビールですが、納得の理由がたくさんあります。
1・ベルギー大使館も推奨する、120年以上の歴史があるベルギービールの老舗”ネオビュル社”が製造
2・真空アルコール除去装置も用いて、ビール本来の味わいを実現
3・捨てるのが勿体無いほど、お洒落なデザインの瓶
ネオビュル社は、1895年にベルギーのオーベルという小さな都市で創業しました。
1980年代より発売した、フルーツフレーバーのシードルが非常に評判となり、ベルギーやオランダでも有数のシードルメーカーとしての地位を築きます。
そして現在では、ベルギー大使館の推奨する飲料水メーカーとして世界で親しまれています。
真空状態で行う減圧蒸留とは?
ネオビュル社の技術を用いて行うこの方法ですが、概要は以下の通りとなっています。
以下ノンアルコールビール「ビア・デザミー0.0」引用
"日本では珍しい『減圧蒸留』という製法でビールからアルコール分のみを除去したアルコール0.0 %のビールです。
真空状態のまま40°C以下でアルコールを取り除くことによりビール本来の香り、味わいを損なうことなく仕上げました。ネオブュル社の特徴は画期的な真空アルコール除去装置を使うことです。
これまではアルコールを除去する過程でどうしても熱劣化してしまうため、ノンアルコールとなるとビール本来の美味しさを実現することはできませんでした。
しかし32℃の真空環境下でアルコール飲料からアルコールのみを除去することで、アルコールと比べても、負けず劣らずのノンアルコールビールが完成しました。"
このような技術を利用しながら、なんと2年もの歳月をかけて、理想の味わいを作り上げたノンアルコールビールとなっています。
ビアデザミーの味わいReview
概要はこれくらいにして、ここからまずはビアデザミーの香りや味わいについて紹介していこうと思います。
原材料は以下のようになっています。
◼︎原材料名
大麦麦芽、ホップ、糖類、オレンジピール/炭酸、香料、酸化防止剤(アスコルビン酸)
まず香りですが、開けた瞬間にオレンジピールのような爽やかな香りが漂います。
色はペールイエローに近い色合いで、イメージするビールより薄い色で黄色味が強いです。
注いでいくと、よりオレンジピールのような爽やかな香りが広がっていきます。
泡はきめ細かいですが、若干泡が維持する時間は短いように感じます。
味わいは、ビール本来の味わいや苦味をしっかりと感じられながらも柔らかく、最後にまたオレンジピールのような爽やかな香りが抜けていく感じです。
チャートで表すとこんな感じです。
◼︎甘味 1
◼︎酸味 2
◼︎苦味 3
◼︎コスパ 4
◼︎使い勝手 5
甘みについては、ほぼ感じられないので1。
酸味は、若干ありますがほぼないため2。
苦味は、イメージするビールのものよりは優しく、ただしっかりとは感じられるので3。
コスパに関しては、なかなか難しい所もありますが、この味わいをこの値段で楽しめるのであれば、アルコールが飲めない方や、飲めるけど今日は飲まない!という選択を取る方も満足させられると思うので4。
使い勝手は、味わいはビールそのもので、爽やかな味わいで色々なものに合わせやすいと思うので5。
このような感じになります。
日本でよく飲まれるビールのように、喉越しが...的なビールを目指していないと思うので、香りも楽しめて気軽に飲めるビール、それこそヒューガルデンのような感じで楽しめるビールだと思います。
それでいてノンアルコールって凄いです!
ビアデザミーにちょい足ししてみる
そのままでももちろん美味しく楽しめるノンアルコールビール、ビアデザミーですが、オレンジピールの香りが印象的だったので、更にそこを強める"ちょい足しレシピ"を紹介していきます。
まずはレシピと作り方です。
◼︎レシピ
・ビアデザミー・・・・・・・・250ml
・1883ブルーキュラソー・・・・10ml
◼︎作り方
・材料を順番に注ぎ、軽く混ぜ合わせたら完成
非常にシンプルなレシピにちょい足ししたのは、1883ブルーキュラソーシロップです。
キュラソーとは簡単に言うと"オレンジの果皮と香味成分を加えたスピリッツ"になります。
そこに青色をつけたものが、ブルーキュラソーとなり、これのノンアルコールverがこちらのシロップとなります。
よりオレンジピールの爽やかな香りを楽しみながら、味わいは本格的なビールのまま。爽やかさを感じる緑色に仕上げてみました。
以上となります。
ブルーキュラソーも良いですが、カシスのシロップを加えても美味しく楽しめそうです。
夏にピッタリなモクテルに仕上げてみたので、是非真似してみて下さい!
◼︎ライターについて
・kazuki@モクテルクリエイター JMA代表 ウイスキーコニサー ウイスキー検定1級 テキーラマエストロ
"飲まない日だって充実を"
お酒を否定するつもりはなく、当人もウイスキーが大好きで、特にタリスカーが好きです。
お酒を飲む人も飲まない人も、一緒に楽しめる文化を作りたいと思っています。
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