【RECIPE】カクテルをモクテルにしてみた#2 スプモーニをモクテルにしてみた。

はじめに

今回は、鮮やかなオレンジ色でしっかりとした苦味を感じながらさっぱりと楽しめるスプモーニを、ノンアルコールのモクテルにアレンジしていきます。


スプモーニとは?

苦味とハーブ感を感じられるリキュール”カンパリ”と、グレープフルーツジュース、トニックウォーターで作られるカクテルで、鮮やかなオレンジ色とさっぱりとした味わいの人気のあるカクテルです。

スプモーニ(Spumoni)はイタリア語で泡立つを意味する”スプマーレ”(Spumare)や、同じくイタリア語で泡を意味する”スプーマ”(Spuma)が語源となったと言われています。イタリア語が語源なので、もちろんイタリア生まれのカクテルです。


味の主役、カンパリとは?

カンパリとはイタリア生まれのリキュールで、1860年に”ガスパーレ・カンパーリ”が発明し、売り出したとされ、その後その息子の”ダヴィデ・カンパリ”が、カンパリという名前で売り出したと言われています。

オレンジをベースに60種類以上のハーブ等をブレンドして作られるカンパリは、ビター系のリキュールとして日本国内では1番有名かと思います。

本場イタリアでは、食前酒(aperitif)として楽しまれることも多いリキュールで、程よい苦味と甘味が食欲を増進させるとも言われています。


レシピと作り方

ここからはレシピと作り方を紹介していきます。

※今回のグラスは、285mlのグラスを使用しています。


・LYRE ‘S ITALIAN SPRITZ・・・・・・・・20ml

・グレープフルーツジュース・・・・・・・40m

・フィーバーツリートニックウォーター・・100ml

・氷・・・・・・・・・・・・・・・・・・グラスいっぱい


作り方

・グラスは事前に冷凍庫or冷蔵庫に入れ冷やしておく。

・冷やしたグラスに氷を入れ、トニックウォーター以外の2つの材料を注ぐ。

・しっかりと混ぜ合わせる。(←※結構重要)

・ゆっくりとトニックウォーターを注ぎ、軽く混ぜ合わせたら完成。

以上で完成です。


注いで混ぜるだけのレシピなので、誰でも簡単に作る事が出来ると思いますが、いくつかコツがあります。


その前に...

LYRE'S ITALIAN SPRITZ

とは何か紹介していきます。


LYRE ‘S ITALIAN SPRITZとは?

太陽のようなオレンジがかった赤色と、可愛らしいラベルが特徴的なイングランドで作られるノンアルコールの食前酒で、味わいはオレンジの香りとルバーブの苦味が特徴的で、甘味は抑えられた仕上がりとなっています。またビーガン認証も受けているので、幅広い方に楽しんで頂けるようにもなっています。

非常に複雑なハーブのニュアンスもあり、しっかりとした苦味とオレンジの香りも相まって、暑い夏に炭酸飲料で割ってゴクゴクと飲みたくなるような味わいとなっています。

1本約19£で販売されており、円に換算すると約3100円程度となかなか高額になります。更に送料が+2000円程度かかってしまうので、相当高級品になってしまいます。


代用品は?

LYRE ‘S ITALIAN SPRITZは日本国内ではまだ未発売で、なかなか手に入りにくく、更に高額のノンアルコールスピリッツとなります。ですのでなるべく気軽に手に入り、代用出来そうなシロップとして、モナンのビターシロップを推奨します。

モナンのビターシロップは気軽に手に入りやすく、値段も1本約1600円程度でお求めやすい価格だと思います。

味わいはカンパリの様なハーブ感は控えめですが感じられ、しっかりとした苦味を感じやすい味わいになっています。

正直味わいが単調になりがちですが、こちらで代用して頂ければと思います。


作り方のコツは?


スプモーニはイタリア語で泡を意味する言葉が語源であると説明しました。

泡を意味する言葉を名前につけているので、泡を感じる=シュワシュワ感をいかに残すかがポイントとなります。


前述した様なレシピでは通常は、全て材料を注いでから混ぜ合わせる場合が殆どですが、こちらのレシピではトニックウォーターを注ぐ前に混ぜ合わせる事を推奨しました。


異なる材料を事前に混ぜ合わせた後に、トニックウォーターを注ぐ事で、トニックウォーターを注いでから混ぜ合わせることが少なく済む=炭酸のシュワシュワ感が残る!

と考えたからです。


またグラスをしっかりと冷やして作る場合や、保冷に優れたステンレスのタンブラー等を使用する場合は、そもそも氷を入れないというのも選択肢に入ると思います。

自宅で作る氷は、バー等の氷に比べ遥かに溶けやすく、そのため飲み物が水っぽくなりやすいですし、氷がある事によってトニックウォーターを注ぐ際に氷にぶつかり、炭酸が抜けると言った事もおこります。


この様な点から、氷を入れないという選択もありだと思います。

氷を入れずに作る場合は、レシピの分量を1.5〜2倍弱程度で作ると、バランス良く仕上がります。

以上となります。


暑い夏にピッタリのさっぱりとしながら、苦味も感じ、飲みごたえのあるカクテル、スプモーニをノンアルコールカクテル、モクテルへとアレンジしてみました。

混ぜるだけで簡単にできるレシピですので、ぜひ真似してみてください。

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